9階会議室1・2会場
特別企画
シンポジウム:11月1日(月) pm1:00〜
世界盲人連合アジア太平洋地域協議会(WBU-AP)・アジア太平洋盲人福祉会議
シンポジウム「視覚障害者と情報・通信・技術(ICT)」
- パネラー Mr. Mah Hassan Omar(マレーシア)
- 国連の障害者権利条約の中にあるアクセシブルな情報の保障についてふれ、視覚障害者にとってコンピュータの活用がいかに大切かについて話される予定。
- パネラー Mr. David Hathway(日本)
- 日本点字図書館が、毎年開催しているアジア太平洋地域の盲青年に対するコンピュータ指導の講師として、講習会の内容や、受講生がその後それぞれの国で、どのように活躍しているかについて紹介される予定。
- パネラー Ms. Lizhen Tang(中華人民共和国)
- 中国、特に北京の中国盲文出版社が視覚障害者のコンピュータ指導にいかに係わっているかについて報告される予定。
- 司会 田中徹二(日本点字図書館理事長・サイトワールド副実行委員長)
- 後半では、会場からWBUのテクノロジー委員会委員長のMontian Buntan氏に発言を求め、日本人の参加者にも発言していただく予定。
視覚障害者がコンピュータを活用できるかできないかは、仕事や情報を入手する点で、たいへん大きな差になる。コンピュータの普及が非常に早い速度で進んでいるアジア諸国では、それぞれの国の言語を読みあげる視覚障害者用スクリーンリーダの開発も進んでおり、コンピュータは各国の視覚障害者が自立した生活を維持するのに欠かせない道具となっている。
こうした現状をシンポジウムで明らかにして、途上国の参加者を含めて、コンピュータ活用の意義をしっかり確認し合えるようにしたい。
シネマライブ:11月1日(月)am10:30〜、 11月2日(火)pm1:00〜
ドキュメンタリー映画 「瞽女(ごぜ)さんの唄が聞こえる」
(監督 伊東喜雄)
活弁士 佐々木亜希子 他
協力 Bmap(ビーマップ) (Barrier free Movie for All People)
瞽女と呼ばれる人々がいました。
盲目の女性だけで組織を作り、隣村遠国に唄をうたい歩いた芸能者集団です。中世以来少なくとも400年以上の伝統を持ち、伝える唄の数々は、その後のあらゆる日本音楽の源流になったとさえ言われますが、時代の変化とともに今やその姿は全く見られなくなりました。
この映画は、最後の瞽女、杉本キクイさんら三人の日常の暮らしと、瞽女唄の稽古風景、昔の瞽女宿を訪ねた最後の旅の様子を記録したものです。
医療や福祉、教育が行き届かなかった時代から、自力で生きる道を拓いてきた瞽女さんたちの生き方や歌声は、21世紀を生きる人々に何を伝えてくれるでしょうか。
柔らかく、時に力強く、緩急自在、音域が広く、澄んだ声ですっと入ってくる語り口の活動弁士佐々木亜希子さんの音声ガイドでご鑑賞ください。
併映作品『探偵事務所5』とともに、ライブ映画説明をお楽しみください。
ライフサポート学会:11月2日(火)am10:30〜
「視聴覚障害者バリアフリー技術研究会」
会長 坂尻正次 (筑波技術大学 准教授)
ライフサポート学会は、昭和60年に設立され、障害者や高齢者のための福祉工学、生活・生命支援工学について研究、情報交換を行う学会としてフロンティア的役割を果たしています。
視覚障害者のバリアフリー技術の学術研究発表があります。
フォーラム:11月3日(水)am10:30〜
「サイトワールド・アクセシビリティ・フォーラム」
コーディネーター 榑松武男 (KGS且ミ長)
KGS鰍フ主催により、企業の枠を超えたものとして1998年から開催されてきました。
サイトワールドとともにそのイベント行事となり、今回通算17回目となります。
各団体の研究者、開発者からアクセシビリティをキーワードに、発表があります。